抽斗の作り方

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1.打ち付け継ぎ、打ち付け底1(底板)

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もっとも簡単な構造で製作するのは最も簡単です。
抽斗のガイドレールをサイドに設置する場合は、抽斗にものを入れたときに下向きの荷重を支えられず、底板が抜けてしまう可能性があります。
このような構造で製作する場合は左図のように、ガイドレールを下部に設置することで荷重を支えるよう考慮します。下部にガイドレールを設置した場合はこの構造でも充分強度が得られます。
またこの構造の場合、抽斗を横から見た場合、底板が見えるためあまり美しい構造とはいえません。


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2.打ち付け継ぎ、打ち付け底2(底板)

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この構造も①の抽斗同様非常に簡単な構造です。
この構造の場合、底板を前板・側板・後板(以降、側板)にはめ込むように設置し、横からクギを打ち込みます。よって①のパターンより下方向への荷重に強い構造と言えます。
また横からの見目も底板が見えないため、美的にも美しく仕上がります。
ただし底板の厚さがクギが打ち込めるくらいの厚さが必要です。
またクギだけでは下向きの強度に不安が残るため、図2-2のようにガイドレールを幅の広いものにし下を支えるような構造にすることをお勧めします。


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3.打ち付け継ぎ、包打ち付け底(底板)

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この構造は抽斗の側板に底板をはめ込むための溝を彫り底板をはめ込む構造です。この溝堀にはテーブルソーかルーター等の工具が便利です。
この構造の場合、底板に厚い板を使うと左図2-3のように、横側よりクギを打ち込むことができます。これにより下方向に対する荷重に強度を得ることができます。
さらに抽斗ガイドレールに底板が乗るよう設計することで、より一層強度が得られます。


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4.打ち付け継ぎ、小穴継ぎ(底板)

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この構造は底板の厚さ分、前板・側板・後板に溝を彫り底板をはめ込みます。
この溝堀にはテーブルソーかルーター等の工具が便利です。この構造の場合各側板が底板を支えるため安定した強度を得ることができます。


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5.留め継ぎ、片胴付き大入れ継ぎ(底板)

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底板には厚い板を用い図5-3のように加工を施した後、前板・側板・後板に溝を彫り底板をはめ込みます。
この構造の場合、加重に対する強度を得られると共に、抽斗を下から見た際にも非常に綺麗な仕上がりになります。
また前板・側板・後板の各仕口は「留め継ぎ」にしています。この仕口は材の木口が見えなくなり、江戸指物などでも多用される非常に美しい形体になります。

 

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